PC不要、スマホ不要のスタンドアローン型VRヘッドセット「Oculus Go」が2018年5月2日についに発売されました。
Oculus Goでは一体何ができるのか?それが一番気になるところです。
早速調べてまとめてみました!
基本情報、スペック
まずはスペックなどの基本情報です。
サイズ | 190mm×105mm×115mm |
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重量 | 468g |
プロセッサ | Snapdragon 821 |
解像度 | 2560×1440 WQHD液晶パネル 538ppi |
容量 | 32GB / 64GB |
スピーカー | ヘッドセット内蔵 イヤホンジャックも使用可 |
バッテリー駆動時間 | 約2時間(ゲームプレイ) 約2時間30分(動画視聴) |
充電時間 | 約3時間 |
ボタン | 電源ボタン、音量調節ボタン |
付属品 | ・専用コントローラー ・マイクロUSBケーブル ・眼鏡スペーサー |
価格 | 32GB:23,000円 64GB:29,800円 |
性能について
プロセッサに使用されているSnapdragon 821というのは、主にスマホなどのモバイルデバイスに使用されており、Snapdragon 835という最新のものに比べると1世代前のプロセッサになりますが、VRデバイスとしては十分な性能のようです。
解像度は2560×1440と、これはスマホ向けのハイエンドVRヘッドセットGear VRと同等の性能です。
つまり、PC向けのハイエンドモデルには劣りますが、スマホ向けのハイエンドモデルと同等かそれ以上のスペックとなります。
眼鏡をかけたままでも使用できる
個人的に気になっていたのは、眼鏡にも対応しているかどうかという点です。というのも、以前にスマホ向けの安価なVRヘッドセットを購入したら、眼鏡を付けたままだと全然まともに装着できなかったということがあったので。
Oculus Goは、付属品の「眼鏡スペーサー」というのを使えば、眼鏡をかけたままでも快適に使用できるそうです。
トラッキングについて
トラッキングとは、頭や体を動かしたときに視線が付いてくる機能ですが、対応しているのはヘッドトラッキング(頭の動き)のみで、位置トラッキング(体の動き)には対応していません。
つまり、しゃがんだり歩き回ったり、という動きには対応してません。
セットアップにスマホを使う
スマホ不要という触れ込みではありますが、実際のところは最初のセットアップにiOSまたはAndroidのスマホアプリを使用します。
Bluetoothでペアリングするようなので、スマホ上から電池残量の確認も可能とのこと。また、アプリの管理なども、スマホ上から出来るようです。
購入方法
日本からの購入方法は今のところ、公式ページからの購入のみです。
米国ではAmazonなどでも購入できるそうなので、日本でもそのうちAmazonで購入できるようになるかもしれませんね。
Oculus Goでは何ができるのか?
本題の何ができるのか?という点ですが、Oculus GoはGear VRのコンテンツと互換性があり、Gear VR向けのコンテンツは大体利用できるようです。
具体的には、Oculusの公式ストア上にある1,000以上のアプリやゲームが利用できます。
どんなコンテンツがあるかは、実際にストアを覗いてみるのが早いでしょう。
https://www.oculus.com/experiences/go/
ただし、スマホ装着型ではないので、もちろんスマホ上で動作するスマホ専用アプリには対応していません。
DMMの動画視聴は可能?
健全な大人の動画を楽しみたい方にとっては一番重要なところですよね。
結論から言うと、もちろん可能です。Gear VR向けのdmmアプリは既にありますので、それと同等のものが利用できます。
https://www.oculus.com/experiences/go/1115223751871877/
まだ実際に試してはいませんが、スマホ装着型でない分、スマホよりはVRの没入感が楽しめるのではないかと思っています。
どんなゲームがあるのか?
付属しているコントローラーは片手で持つタイプのシンプルなものですが、Gear VRやOculus GoではBluetoothで接続する別売りのゲームパッドなどもあるので、同じように利用できればかなり本格的なゲームも楽しめそうですね。
残念ながらOculus Goが別売りのゲームパッドに対応しているかどうかは現時点では情報が見つけられなかったのですが、ストアを見るとフライトシミュレーションやガンシューティングなど、現時点でも様々なゲームがありました。
気になったゲームをいくつかピックアップしてみます。
RUSH
飛行シミュレーションゲーム。
疾走感があり、実際に空を飛んでいる感覚を味わえそうです。VR酔いには要注意!
https://www.oculus.com/experiences/go/1279952315376503/
Drop Dead
ゾンビを倒すガンシューティングゲーム。
没入感抜群で、かなり熱中できそうなゲームです。ガンシューティングは付属コントローラーとの相性もよさそうですね。
https://www.oculus.com/experiences/go/827294127398133/
Wands
魔法を使うアクションゲーム。
目の前をビュンビュンと魔法が飛び交う映像は、現実ではまず味わえない感覚を楽しめそうです。
https://www.oculus.com/experiences/go/1124164450939641/
まとめ
思っていたよりも楽しめるコンテンツも多く、スペックも十分なので、期待以上の製品でした。
筆者はスマホ向けのVRとPSVRを所有してますが、PSVRは質は良いですがゲーム以外のコンテンツが限られていますし、スマホ向けのVRは装着感や没入感に不満がありました。
Oculus Goはその良いとこ取りをして、なおかつ価格もお手頃なので、VRをこれから始めるには最適なデバイスになっていくんじゃないでしょうか。
実際に購入したら、他のVR機器との違いなど、改めてまたレビューしたいと思います!